今回は日ごろ皆さんが行っているであろうことについてあえて書こうとおもいます。
基本的なところだと思いますのが、もし、知らなかったということがあればうれしいです。
散歩について
★持ち物
便をとるための紙
お水(排尿したところをながすため)
少しのおやつ
土のある場所であればスコップなどもあると便利です。
★散歩に行く時間帯、場所、距離
散歩に行く時間は基本的には飼い主さんの時間に合わせます。ただし通学時間や通勤時間はさけるほうが無難です。やはり子供が多い場所というのはわんちゃんは怖がります。
場所はアスファルトの上ばかり歩いていると、足への負担も大きいので、できれば土、芝生のあるところをおすすめします。ただ最近はそのような場所もかなり減りましたので無理のない程度におやすみをしながらお散歩するのも良いと思います。距離的なものは運動量の多い子は1時間程度、ほぼ運動なしでも大丈夫な場合には5分から30分の間でわんちゃんの様子をみながら楽しくお散歩してください。
抱き方、手の出し方
突然大きな物が前をふさいだら私たちでも驚きますよね。なので最初は目線を同じくらいにして、安心させてあげてください。そうするとわんちゃんの場合にはにおいを嗅いできます。そのときに手を下から出して背中あたりをなでてあげてください。
耳、お腹、しっぽは警戒心が強く、またいやがる場所なので、最初はなるべく避けてください。だっこするときも手のひらを見せてあげてから脇に手をいれてあげてください。基本的にわんちゃんでも猫ちゃんでも手や腕を上から近づけるのは大変いやがりますし、怖がります。
これをやると喜ぶ(嫌がる)
基本的に動くものが好きなので、そのようなおもちゃで遊んだり、話しかけながら体をなでられると喜びます。
耳を持ったり、しっぽをさわったりすることは基本的に嫌がります。爪切りやはみがきはさせない子のほうが多いですが、小さい頃から癖をつけておくと楽な場合もあります。いやなときは唸るのでその際にはすぐにやめてあげてください。
早めにしておきたいしつけ
- 1日に遊ぶ時間はいつとを決める
- ご飯の時間を決める
- ご飯の時におすわりやふせなどの動作を教える
- 排泄場所(自宅内の場合)を教える
- お散歩の時間はほぼ同じ時間に行く
- 寝る場所(ケージの中)を決めておく。
飼い始めるにあたって最低限必要なもの
- ケージ・・上部が覆われているもので扉がついたもの、箱形
- 食器・・・テーブルスタンド付きフードボウル(劣化しにくく食べるときに顔がうつらないので、できれば陶磁器のもの)体のサイズにあったもの
- 飲水用食器・・フィルター付き給水器もしくは通常のボトル給水器
- フード・・・ほぼ主原料のみで作られているもの
- シーツ・・・ぶ厚めで吸収率がよいもの
- リード・・・わんちゃんの体に負担のないもの
- お散歩グッズ・・排泄物処理するもの スコップ 水 おやつ
療法食
もし病気になっても療法食が絶対ではありません。猫ちゃんの場合は食べなければ餓死するとわかっていても食べません。療法食になかでも一番食べないのは腎臓食です。これでお困りのオーナー様からのご相談をよく受けます。
腎臓は悪くしてしまうと元には戻らない臓器です。いかに今の状況を維持するかを考えるのが先決です。食べてくれなければ病気も治らないし、体力も衰えるだけなので、療法食を食べてくれない場合には、療法食ほどではないですがタンパクの少ないフードを選択するか、もしくは白いご飯をそのままあげてください。食べてくれますよ白米。
腎臓は猫ちゃんが一番悪くしやすい臓器ですが、だいたい腎臓の数値が悪かったとお話される時は、以前食べさせていたフードが血合いのものだったり、人間の食事をそのままあげていたりする場合が多いのです。何らかの病気で食事が療法食になると、このような悩みもでてきてしまいますので、できればご飯はきちんと猫ちゃんやわんちゃんのために作られたフードをあげるようにしてください。
家庭するべきボディケア
★爪切り
お外のお散歩に行く場合には爪切りもほとんどしなくても大丈夫ですが、おうちの中での生活がほとんどの場合にはきちんと切っておかないと怪我のもとです。通常のハサミタイプのものとギロチンタイプのものとがありますので、使いやすいほうを選びましょう。
★ブラッシング
季節の変わり目の毛の生え替わりなどの際には必要です。コームやスリッカーブラシなど種類もたくさんあります。どれを使用して良いかわからないときにはトリミングのかたに相談してみましょう。またわんちゃんは慣れないといやがりますから、小さい頃から癖をつけておくことも必要です。
★ボディマッサージ
保湿用のスプレーなどを手にとって体全体をマッサージしてください。血行を促進することによって、体の免疫機能があがります。またいつも体をさわることによって、何か異常がある場合には早期発見できることも多いです。
★歯磨き
歯石をなるべくためないようにするために習慣づけることも必要と思います。歯石がたまると歯周病などの病気を発症します。また歯石取りを行うのにはかなりの金額もかかりますし、また麻酔をかけてやる病院も多いので、わんちゃんの体への負担が大きくなります。そして高齢になるとなかなかできなくなります。最近は歯磨きも様々な種類がありますからショップなどでぜひわんちゃんにあったものを選んでみてください。
いかがでしたでしょうか。
日ごろのヒントになればと思います。
動物の薬剤師 黒田さおり